忙しい人のための3行まとめ
- 黒のイメージが強いCOMOLI(コモリ)で、あえて白の「ホワイト1938ジャケット」を購入
- 短丈全盛の中でお尻が隠れるくらいの長め丈、高級感のある金属ボタンが決め手。しかも定価の半額近く
- アイスブルーのデニムとレザーブーツを合わせると、安心感のある大人コーデが完成する
COMOLI(コモリ)ってどんなブランド?
今回のアイテムを紹介する前に、まずはブランドの話から。
COMOLI(コモリ)は、デザイナーの小森啓二郎さんが2011年に立ち上げた日本のブランドです。小森さんは文化服装学院を卒業後、大手セレクトショップで10年間デザイナーとして経験を積み、独立しました。ブランド名は、自身の名前「小森」を冠したようです。
コンセプトは「全ての洋服の原型は、ある目的の為に作られた物である」。ヴィンテージのミリタリーウェアなど、もともと何かの目的のために生まれた服をデザインソースに、今の気分に合わせた「上質でシンプルな日常着」を作っているブランドです。
装飾は控えめ。でも、生地の質感やシルエットのゆとりで「なんか良い」と感じさせてくれる。日本人の体型や日本の気候に合った、究極のデイリーウェアを目指しているところも魅力で、一度着るとリピートする人が多いことでも知られています。2019年には南青山に旗艦店をオープンし、2024年秋冬からはウィメンズもスタートしました。いわゆる「ドメブラ(ドメスティックブランド)」の中でも、特に根強い人気を誇るブランドのひとつです。
黒のイメージが強いCOMOLIで、あえての「白」
COMOLIのアイテムといえば、黒やネイビーなど、落ち着いた暗めのカラーのイメージが強いのではないでしょうか。
ところが今回僕が購入したのは、「ホワイト1938ジャケット(WHITE)」。その名の通り、真っ白なジャケットです。

前々からCOMOLIが気になっていて、「近場で買えないかな」とセレクトショップを調べてみたところ、なんと神戸にあるじゃないですか。さっそくオンラインショップで在庫をざっと確認してみると、目に留まったのがこの「ホワイト1938ジャケット」。いいじゃないですか、これ。
ちょうど白のアウターが欲しいと思っていたタイミングでもありました。ポケットは胸に1つ、腰まわりに大きめのパッチポケットが2つの計3つ。アイビーリーグの「メモリアルジャケット」から着想を得たデザインで、無骨さもありつつ、白だと不思議と品よく見えます。
生地はコットン100%のオックスフォード。洗い込んで凹凸のある風合いに仕上げられていて、見た目よりも軽く、ドライな触り心地です。洗いざらしのようなシワ感も、ラフすぎずいい雰囲気です。
決め手は「長め丈」と「ボタン」
このジャケットを「買いだな」と思った決め手は、大きく2つあります。
ひとつ目は、ボタンの金具
白い生地の上で、ほんのりゴールドがかった真鍮(しんちゅう)のタックボタンが光る。この控えめなゴールドの色味が、僕のお気に入りポイントです。シンプルなジャケットだからこそ、このボタンが全体をぐっと引き締めて、高級感を出してくれています。袖口にも同じボタンが付いていて、細かいところまで抜かりがありません。

ふたつ目は、長めの丈感
購入した当時(2026年春)、アウターの主流はまだまだ短丈でした。
ただ、僕は短丈にちょっと飽きてきていて、あえて逆張り気味に、丈がお尻くらいまであるレザーコートを着る機会が増えていたんです。そんなときに出会ったのが、この長め丈のジャケット。流行に乗っかるより、自分の「今これが着たい」を優先したい僕にとっては、まさにぴったりでした。
定価の半額近く。最新作より、こっちがかっこいい
しかもこのジャケット、割引されていて、なんと定価の半額近く。
お店の方いわく、COMOLIの商品が割引になることはほとんどないそうです。型は数年前のものですが、「かなりお買い得ですよ」とのこと。せっかくなので2026年SSの新作も見せてもらいましたが、僕の中では圧倒的に「ホワイト1938ジャケット」の方がかっこいい。
試着してみても、当然かっこいい。鏡の前に立った瞬間、「もうこれは買いです」と心の中で決まっていました。新作かどうかより、自分に似合うかどうか。服選びって、結局そこなんですよね。
アイスブルーのデニムとの相性は「最強」
合わせるボトムスは、ワイドすぎず、でもストレートほど細くない、程よい太さとゆとりのあるアイスブルーのデニムパンツ。白×アイスブルーの組み合わせは、言わずもがな、僕は最強だと思っています。

白のジャケットに淡いブルーのデニムで、全体が軽やかでさわやかな印象に。そこにレザーブーツを足すと、足元に重さが加わって全体がぐっと締まり、安心感のある大人コーデが完成します。中に合わせるインナー選びも重要なのですが、そこはまた別の機会に。
ドメブラの、ちょっとだけ手間なところ
ドメブラの服は、デザインはシンプルなのに高級感があって、本当にかっこいい。ただ、洗濯機で洗えないものが多く、手洗いやクリーニングが必要になるのは少し手間なところです。
とはいえ、手をかけるぶん長く大切に着られるのも事実。購入前に洗濯表示をチェックしておくと、買ってから「えっ、洗えないの?」と慌てずに済みますが僕はそこまで見てませんw
誰に見せなくても、姿見の前で「うんうん」でいい
TikTokで見かける振り切ったおしゃれな方たちや、古着屋さんを経営されているインフルエンサーさん、自分のブランドを持っていたりするYouTuberさんたちのように、どこからどう見てもおしゃれな人には、僕はなれません。それでも、なぜか国内でも海外でも、どこにいっても一定の方たちから「おしゃれだね」と言っていただけるのは、本当にありがたいことです。
最近は人の集まりがあまり好きではなくなってきたのと、海外の旅先に2週間くらい滞在すると、荷物と洗濯の関係上どうしても、お風呂場で洗ってベランダで干して着回せるようなアイテムばかりになってしまいます。普段はリモートワークなので、ドメブラを着て街を闊歩する機会も多くはありません。
じゃあ、着る機会を作るために人と会えばいいのかというと……いえ、会いたくはないんです(笑)。
姿見を見ながらコーデを組んで、腕を組んで、「うんうん、いい組み合わせができたぞ」とひとりで頷く。そんな自己満足の世界でもいいんです。誰かに見せるためだけじゃなく、自分の気分を上げるために服を選ぶ。COMOLIの白いジャケットは、そんな時間をちょっと特別にしてくれる一着です。
